いい話 ぼくちゃん 反響が良かったからもっといいの持ってきたよ

穴の開いた「セーター」と合格通知ある男の子が、私立の医学部を目指して何年も浪人生活を送っていたときのお話です。医学部の予備校代や受験料は恐ろしいほど高く、彼の家は決して裕福ではなかったため、母親は毎日朝から夜遅くまでパートをいくつも掛け持ちして働いていました。男の子は勉強のストレスから、時々母親に「もっと良い参考書を買ってよ!」「静かな部屋が欲しい」と八つ当たりをしていました。母親はいつも「ごめんね、頑張るからね」と小さく笑うだけでした。そんな母親が、冬になるといつも着ている、赤色の古いニットのセーターがありました。何年も着古しているせいで、袖口は擦り切れ、肘のあたりには小さな穴まで開いていました。男の子はそれを見て、「そんなボロボロの服、恥ずかしいから外で着ないでよ」と冷たく言い放ちました。母親は「室内で着るだけだから大丈夫よ」と、やはり優しく微笑むだけでした。そして春。男の子のもとに、見事に難関医学部の「合格通知」が届きました。我が事のように泣いて喜ぶ母親の姿を見て、男の子もようやく肩の荷が下り、これまでの感謝を伝えようと母親の部屋に向かいました。母親は疲れてベッドで眠っていました。ふと部屋の片隅を見ると、あの穴の開いた赤いセーターが置かれていました。男の子がそのセーターを手に取ったとき、ポケットから1冊の「小さな通帳」が落ちました。中を開けてみると、毎月、数千円から1万円という、母親が血のにじむような思いで削り出した、予備校代とは別の「隠し貯金」の記録がびっしりと並んでいました。そして、その通帳の最後のページに、母親の字で小さなメモが挟まれていました。『自分の服を1枚我慢すれば、あの子に新しい問題集を1冊買ってあげられる。自分のご飯を少し減らせば、あの子に受験の日の美味しいお弁当を作ってあげられる。頑張れ、私の宝物』母親は、新しいセーターを1枚買うお金さえも、すべて息子の未来のために貯金に回していたのです。袖口の擦り切れも、肘の穴も、すべては息子を医者にするための「勲章」そのものでした。男の子は、母親のボロボロのセーターを抱きしめ、声を上げて泣き崩れました。自分の夢は、母親の身を削るような無償の愛によって、一歩一歩支えられていたのだと初めて知ったのです。

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2 コメント
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丸煮です

感動系…

ぼくちゃん

ですよね、、

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