ジャニス・ジョプリンの親しい友人が、彼女の死因が薬物の過剰摂取ではなかったとの持論を述べていることが分かった。


ジャニス・ジョプリンは1970年10月にハリウッドのホテルの部屋の床で亡くなっているところを発見され、事故死と判断された。非常に強いヘロインの摂取が死因だったとされ、同じ週に同じドラッグディーラーの顧客の何人かも過剰摂取に陥ったという事実が、この説に信憑性をもたせていた。


「Rolling Stone」や「Ultimate Classic Rock」が報じるところによると、ジャニスの友人のPeggy Casertaは自身の新著『I Ran Into Some Trouble』でこの説に疑問を呈し、自身が目撃したという当時のジャニスの死亡現場の様子がずっと引っかかっていたと綴っているという。

Peggyによると、ジャニスはヘロインを摂取したあとにホテルのロビーにあるタバコの自販機まで行ったようだとのことで、著書に次のように記しているとのことだ。

ベッドの端から彼女の足がはみ出しているのを見た。片手にタバコを持って、もう一方の手におつりを持っていた。それがずっと引っかかってたの。オーバードーズだったらどうしてロビーまで歩いてまた帰ってこられたの?

オーバードーズなら私も経験あるけど、フィリップ・シーモア・ホフマン(ヘロインの過剰摂取により逝去)みたいに床にぶっ倒れるのよ。そのことについてずっと何もしないでいたけど、いつも「何かおかしい」と考えていたわ。


Peggyはこの考えをもとに、「細い砂時計のヒール」がついたサンダルを履いていたジャニスが、ホテルの部屋に敷いてあった毛の長いカーペットにつまずいて倒れた時に鼻の骨を折り、窒息死したのではないかと考えているとのことだ。

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